前人未踏の領域へ Androidアプリ開発編

Androidアプリ開発に関する調査メモ置き場。古い記事にはアプリ以外も含まれます。

機関投資家

機関投資家の動き

  • 機関投資家は3ヶ月から半年という短期で運用をしている。
  • 機関投資家が投資対象としている株式は3ヶ月ごとの決まった日に大きく出来高を上げていることが多い。
  • 3,6,9,12月の10日の場合と、1,4,7,10月の1日の場合が確認された(前者はコナミ、後者は日立製作所)

判断

  • 機関投資家の投資対象となっていた銘柄で、決まった時期に出来高を上げなかった場合、その銘柄は投資対象外となったことが分かる。
  • ポイントとなる日付を境にトレンドが変化するケースがあることから、その後の値動きに注目することで、チャートがどちらに向かうのかがある程度予測できる。
疑問
  • 売買高が上昇したケースで、売ったのか、買ったのか、そしてその相手は誰か。
  • 機関投資家は次の期日までにどのような売買活動をするのか。

ケーススタディ

コナミ(9766)の場合

コナミは3,6,9,12の月の10日に出来高が上昇している。その後の株価を見ると、だいたい3ヶ月または半年ごとに上昇、下降を繰り返している。このことから、コナミの場合、3,6,9,12の月の10日以降の値動きに注目することで、チャートがどちらに向かうのか判断が可能なのではないか。
直近では6月9日に出来高が400万株を超えている。その後、6月中は値を下げているが、6月28日に出来高を伴いやや上昇。7月現在は横ばいとなっているが、9月まではある程度上昇するのではないか。で、12月頃まで下げ、3月まで上げ、と3ヶ月ごとの上下が続くと予想。

コーエー(9654)の場合

2005年4月15日に売り、同18日に買いが入っている。これは4月の第2週末と第3週の始めにあたり、出来高と共に信用売りが上昇している。以後、信用売りはやや右肩上がりに推移し、その6ヶ月後(実際には11月なので7ヵ月後)、信用期日による買いが入り、チャートは上昇カーブを描き始める。
2006年4月にも第2週から第3週にかけて同様の動きがあり、出来高と共に信用売りが上昇している。ただし今回の場合は、信用売りとほぼ同数の買いが入っており、信用売りと信用買いの乖離が見られないことから、2005年11月に起きたような上昇カーブは今回は見られないと予想。
動きのポイントとしては時期では11月始め、信用売り高で見ると80万から85万株を超えた時点で動きがあるだろう。今後、信用売りと信用買いに大きな乖離が現れるようなら去年のような上昇カーブが見られるかもしれない。