Derbyとは
Javaによるフル装備のオープンソースリレーショナルデータベース。
完全にJavaで実装され、Javaのソリューションに組み込まれた小さくて標準的なデータベースをユーザーに提供する。Derbyはデータの完全性を保証し、高性能なトランザクションサポートを提供する。デフォルト設定ではエンドユーザーによってインストールまたは保守されるデータベースサーバーを区別しない。
イントロダクション
インストール前に理解しておくこと。
配備オプション
Derbyには2種類の配備オプションがある。
- 組み込み(Embedded)
シングルユーザーのJavaアプリケーションで使用するケース。このオプションを使用した場合、DerbyはJavaアプリケーションと同じVM上で動作する。Derbyはアプリケーションによって起動・終了されるため、ほとんどエンドユーザーから隠れた存在となる。
この起動モードを組み込みモード(embedded mode)と呼ぶ。
- サーバー(Server (or Server-based))
ネットワークを通じて複数のユーザーがDerbyを参照するケース。このオプションを使用した場合、DerbyはホストPCのVM上で動作する。アプリケーションはデータベースにアクセスするために、異なるJVMからDerbyに接続する。Derbyネットワークサーバーは、Derbyソフトウェアの一部であり、Derbyフレームワークの1種類として提供される。Derbyは他の独立して開発されたサーバーアプリケーションともうまく動作する。
システム要件
- JAVA Ver1.4以上
起動方法
サーバーモード
bin/startNetworkServer(.bat)を実行すると、デフォルトポート1527で待ち受けが開始される。
停止方法
サーバーモード
bin/stopNetworkServer(.bat)を実行で停止する。