前人未踏の領域へ Androidアプリ開発編

Androidアプリ開発に関する調査メモ置き場。古い記事にはアプリ以外も含まれます。

ソフトウェア会計ルールの変更点について

売上計上の基準について

売上計上の基準は大きく分けて「完成基準」と「進行基準がある」

完成基準
  • ソフトウェアやシステムなどの成果物を完成させて納品し、ユーザー企業に研修して初めて売上計上することができる。
  • システムが完成していないにもかかわらず、期末なので請求だけ行い、作業を続けるようなことはできない。
  • 自社による付加価値の対価だけを切り離して売上計上する。これにより、サーバーPCの納品時におけるPC代など、製品本体の対価は売上に計上できなくなる。(スルー取引、Uターン取引の防止)ただし、「在庫リスク」「信用リスク」などを負っている場合には売上計上が可能。
  • 納品前に受け取った代金は「前受金」として負債計上する。
  • 基本設計、詳細設計などの設計書は成果物とみなすことができ、その納品タイミングで売上計上できる(事前にユーザー企業と成果物についての取り決めが必要)
行基
  • プロジェクトの進捗度合いに基づき、対応する期間に按分して売上計上する。
  • 進捗度合いを測る指標は、工数に対する作業の成果を用いる方法が典型的
  • コスト予算に対するコスト消化割合で売上計上する方法もある。ただし、この場合、赤字でもコストが予算を突破するまで判明しにくい。