売上計上の基準について
売上計上の基準は大きく分けて「完成基準」と「進行基準がある」
完成基準
- ソフトウェアやシステムなどの成果物を完成させて納品し、ユーザー企業に研修して初めて売上計上することができる。
- システムが完成していないにもかかわらず、期末なので請求だけ行い、作業を続けるようなことはできない。
- 自社による付加価値の対価だけを切り離して売上計上する。これにより、サーバーPCの納品時におけるPC代など、製品本体の対価は売上に計上できなくなる。(スルー取引、Uターン取引の防止)ただし、「在庫リスク」「信用リスク」などを負っている場合には売上計上が可能。
- 納品前に受け取った代金は「前受金」として負債計上する。
- 基本設計、詳細設計などの設計書は成果物とみなすことができ、その納品タイミングで売上計上できる(事前にユーザー企業と成果物についての取り決めが必要)